計算化学技術に基づく環状ペプチド設計プラットフォーム
株式会社ペプチリードは、物理、化学、生物の基本原理に基づいた実用的なペプチド設計技術を提供することで、中分子医薬品の創薬研究を実験ベースからコンピューティング技術ベースに革新し世界の健康医療に貢献することを目指しています。当社独自開発の計算化学技術をベースとした、100% de novo の SBDD = Structure Based Drug Design による、環状ペプチド設計プラットフォーム RPDP (Ring Peptide Design Platform)を実現しました。
RPDPプラットフォームを創薬企業・製薬企業にライセンス提供し、医薬品のリード化合物候補となり得る環状ペプチド設計の共同研究・開発をすすめることを事業の柱とします。
Structure-Based Drug Design (SBDD)は、標的タンパク質や受容体の立体構造情報に基づいた分子設計法です。従来から使われている低分子の医薬品や、高分子の抗体医薬品などに対し、近年は中分子のペプチド医薬品が新しいモダリティーとして注目されており、国内外の大手製薬企業や創薬ベンチャー企業は抗体医薬品を代替する環状のペプチド医薬品開発を進めています。
一般的に医薬品となり得る候補化合物の創出には大規模かつ長期間の実験研究を要しており、ペプチド医薬品も例外ではありません。多くの企業が医薬品候補となる環状ペプチド創出の成功確率を高める為に、最新の実験研究機器やAI技術などを駆使して、ペプチド創薬の効率化に取り組んでおります。
株式会社ペプチリードは、これまでの実験ベースのペプチド創薬を、優れた分子設計技術と長年の知識の蓄積により開発した論理的コンピューテイングによる設計手法RPDP(Ring Peptide Design Platform)により革新いたします。RPDPにより、医薬品として要求される活性や物性を満たす理想的な環状ペプチドをコンピューティング技術で短期間にデザインし、リード化合物となるペプチドを多種多数創出することにより、世界のペプチド医薬品の開発に貢献して参ります。